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認知症介護をしている家族の気持ちを理解する [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
先日初めて理学療法士さんが家に来ました。
大脳皮質基底核変性症の父の生活におけるアドバイスなどをお願いします。
体温測定、血圧や酸素量測定後簡単なマッサージ。
ベットでの寝ころび方や歩行補助。
デイサービスでもそうですが、第3者の言うことには耳を傾けるようですね。
家族が言うことには無視をすることが多いのですが・・・。
なんか悲しい気もしますが、第3者の方が変な感情も入らずいいと思いますね。

今回は介護者側からのお話です。
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認知症介護をしている家族などの気持ちを理解し、
どんな応援をすればいいのか考えてみることは、
認知症の人を支える活動の一環としてとても大切です。

第一ステップ
とまどい・否定
異常な言動にとまどい、否定しようとする。
他の家族にすら打ち明けられずに悩む。
おかしな言動を示し始めた親や配偶者に対する家族の最初の反応は、
「あんなにしっかりしていた人がまさか」というとまどい・否定です。
長年一緒に暮らしてきた人を認知症と認めることはその人の人格を全否定するかのように感じられ、
正面から現実を見ることにとまどいを覚えます。
異常な言動に気づいても、それをほかの家族に打ち明けるべきかどうかで悩むのもこの時期の特徴です。


第二ステップ
混乱・怒り・拒絶
認知症への理解の不十分さからどう対応してよいかわからず混乱し、
些細なことに腹を立てたり叱ったりします。
精神的・身体的に疲労困憊、拒絶感・絶望感に陥りやすい最も辛い時期。

精神的・身体的に疲労困憊し、異常な言動を増幅させる認知症の人に対して、
「もう顔もみたくない」と拒絶する態度をとってしまうことも珍しくありません。
混乱と苦悩は家族全体に広がります。
毎日の苦労とこんな生活がいつまで続くのかという不安が重くのしかかり、
絶望的な気分へと追い詰められます。
家族だけで問題を抱え込む段階ではありません。
医療や福祉の相談窓口を訪ね、診察を受け、介護サービスを利用すれば、
認知症への理解が徐々に進み、諸症状への対応方法もわかってきます。


第三ステップ
割り切り
怒ったり、イライラしても何もメリットがないと思い始め、
割り切るようになる時期。
症状は同じでも介護者にとっても「問題」としては軽くなる。

様々な情報や経験によって、次第に認知症介護に精通していきます。
医療・福祉や地域社会から適切に援助協力を得れば在宅介護で十分やっていけるのではないか、
という気持ちに変化し始めるのもこの段階の特徴です。
認知症の症状が同じでも「問題」はずっと軽くなります。
ただし、認知症がさらに進行して新たな症状が現れることもあります。
ここで再び混乱してしまうと、第二ステップへ逆戻りしかねませんので、
落ち着いた対応が必要です。


第四ステップ
受容
認知症に対する理解が深まって、認知症の人の心理を介護者自身が考えなくてもわかるまでになる。
認知症である家族のあるがままを受け入れられるようになる時期。

認知症の人の心理を介護者自身が自然に受け止められるようになります。
認知症の症状を含め家族の一員としてあるがままを受け入れていく姿は、
認知症介護という厳しい経験を通じて、介護者が人間的に成長を遂げた証と言えるかもしれません。



家族の誰かが認知症になった時、誰しもショックを受け、とまどい、混乱に陥ります。
まず第一、第二のステップを経験することになります。
第四ステップの受容にたどり着くまでに、第一から第三までのステップを行きつ戻りつを繰り返します。
その時期を通り抜け、認知症の人の「あるがまま」を受け入れらるるようになるためには、
介護者の気持ちの余裕が必要です。
介護者の余裕は、認知症の人本人や家族に対する周囲からの理解や支援と
介護サービスの適切な利用などによって得られると考えられます。


家族の人は
認知症の人の家族は、道に迷ってしまうことを想定しておき、
探索器を用意したり連絡先などを身に着けておいたりして、万が一に備えます。
同居している場合には、「共倒れ」になることを避けるためにも、介護サービスを上手く使うことや、
認知症の人を対象とする家族の会等からの情報を得ることも考えましょう。
また、近隣住民からスムーズに協力を得るためには、認知症の人が家庭にいること、
その状態についてなるべくオープンにしている方がいいでしょう。
同居していない家族に対しての近隣からの情報は、良かれと思っても言いにくいし、
誤解を生みやすいものです。
とくに離れて暮らす家族は近隣の人と密に連絡をすることが大切ではないでしょうか。


ケース1
A子さんの母親は認知症で徘徊があり、家族が目を離した間に1人で電車に乗ってしまい、
二つ隣の駅の町で道に迷い保護されたこともあります。
母親が自動改札の使い方が分からないことに気づいたA子さんは、最寄駅の駅員に、
母親の写真と特徴を紙に書いて渡し、自動改札を通れず立ち往生していることがあるかもしれないので、
母を見かけたら、どのように対応してほしいか、連絡先を伝えて「よろしくお願いします」と頼んでいる。


同じ認知症の症状でも人によっていろいろ違ってきます。
日々介護の中でのちょっとした出来事や言動の中に何かヒントになることが隠れているかもしれません。
注意して接してヒントを逃さないようにしたいですね。

そのためにも介護をする時間が作れて、ヒントを見逃さない仕事を選ぶというのも一つの方法です。
管理人が選んだ仕事が代理店ビジネスです。
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認知症の人への対応 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
先日は認知症の母を連れて肺の検査へ行ってきました。
いつも行っている内科でレントゲン検査をしたところ、肺に影があるので
専門の病院で精密検査を受けた方がいいとの事で紹介状をもらって行くことになりました。
途中モノレールに乗り、最寄駅から徒歩5分ほどの距離。
今回で5回目で検査も何度か行い、問題はないようですが、高齢のためゆっくりと様子を見た方がいいので、2か月位の間隔で検査と診断を繰り返しています。
血液検査と痰の検査とレントゲン写真を毎回行っています。
本人も何度か検査をしていることはわかっているようですが、何回来ても最寄りの駅から15分歩くのでかなり遠いと言います。
先程も言いましたが徒歩5分ほどの距離で、しかも、歩いているときは近くて助かるなどと言っています。


さて、今回は認知症の人への対応についてです。

認知症の本人に自覚がない」というのは大きな間違いで、
認知症の症状に最初に気づくのは本人なのです。
物忘れによる失敗や家事や仕事がうまくいかなくなるといったことが多くなり、
何となくおかしいなと感じ始めます。
認知症特有の「言われても思い出せない物忘れ」が重なると、
本人が何かが起こっていると不安を感じ始めます。

認知症の人は何もわからないのではありません。
誰よりも一番心配なのも、苦しいのも、悲しいのも本人です。
認知症になった時多くの人が「私は忘れてなんかいない」「病院に行く必要はない」
と言い張り、家族を困らせます。
これは「私が認知症だなんて!!」というやり場のない怒りや悲しみや不安から、
自分の心を守るための自衛反応だと言えます。
周囲の人が「認知症という病気になった人」の本当の心を理解することは容易ではありませんが、認知症の人の隠された悲しみの表現であることを知っておくことは大切です。

認知症の人への支援とは

心のバリアフリーと「人間杖」が必要です。
認知症の人は自分の障害を補う「杖」の使い方を覚えることが出来ません。
「杖」のつもりでメモを書いてもうまく思い出せず、何のことかわからなくなります。
認知症の人への援助には障害を理解し、さりげなく援助できる「人間杖」が必要です。
交通機関や店など、街のあらゆるところに、温かく見守り適切な援助をしてくれる人がいれば外出もでき、
自分でやれることもずいぶん増えるでしょう。
心のバリアフリー社会をつくることが認知症のサポーターの役割です。

かかわる人の心構えーさりげなく自然にが一番の支援
誰でも自分や家族が認知症になる可能性があります。
健康な人の心情がさまざまであるのと同じように、認知症の人の心情も様々です。
「認知症の人」がいるのではなく、その人が認知症という病気になっただけです。
私たちがすべきことは、認知症の障害を補いながら、さりげなく、自然に、それが一番の支援です。
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認知症の人への対応の心得”3つの「ない」”
1.驚かせない
2.急がせない
3.自尊心を傷付けない

認知症の人への対応には、認知症に伴う認知機能低下があることを正しく理解していることが必要です。
そして、偏見を持たず、認知症は自分たちの問題であるという認識を持ち、
認知症の人を支援するという姿勢が重要になります。
認知症の人だからといって付き合いを、基本的には変える必要はありませんが、
認知症の人には、認知症への正しい理解に基づく対応が必要になります。
記憶力や判断能力の衰えから、社会的ルールに反する行為などのトラブルが生じた場合には、
家族と連絡を取り、相手の尊厳を守りながら、事情を把握して冷静な対応策を探ります。
普段から住民同士が挨拶や声掛けに努めることも大切です。
日常的にさりげない言葉がけを心がけることは、いざという時の的確な対応に役立つでしょう。


具体的な対応の7つのポイント
1.まずは見守る
  認知症と思われる人に気づいたら、本人や他の人に気づかれないように、
  一定の距離を保ち、さりげなく様子を見守ります。
  近づきすぎたり、ジロジロ見たりするのは禁物です。
2.余裕を持って対応する
  こちらが困惑や焦りを感じていると、相手にも伝わって動揺させてしまいます。
  自然な笑顔で応じましょう。
3.声をかける時は一人で
  複数で取り囲むと恐怖心をあおりやすいので、
  できるだけ1人で声をかけます。
4.後ろから声をかけない
  一定の距離で相手の視野に入ったところで声をかけます。
  唐突な声掛けは禁物。
  「何かお困りですか」
  「お手伝いしましょうか」
  「どうなさいました」
  「こちらでゆっくりどうぞ」など。
5.相手に目線を合わせてやさしい口調で
  小柄な方の場合は、身体を低くして目線を同じ高さにして対応します。
6.おだやかに、はっきりした話し方で
  高齢者は耳が聞こえにくい人が多いので、ゆっくり、はっきりと話すように心がけします。
  早口、大声、甲高い声でまくしたてないこと。
  その土地の方言でコミュニケーションヲとることも大切です。
7.相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
  認知症の人は急かされるのが苦手です。
  同時に複数の問いかけに答えることも苦手です。
  相手の反応をうかがいながら会話をしましょう。
  たどたどしい言葉でも相手の言葉をゆっくり聞き、何をしたいのかを
  相手の言葉を使って推測・確認していきます。


いかがですか?
ここに書いてあることはよくわかりますね。
他人になら出来るであろうことも、自分の家族となると
なかなかそうはいかないのが現実ですね。
認知症だけでなく難病などの他の病気の介護にしても同じです。

余裕をもってゆっくり、やさしく対応するためにも時間は必要です。
出勤時間がとか、残業がとか、休日出勤がとか心配することなくできる
在宅ワークでしたら、時間をうまく使うことが出来ますよ。

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軽度認知障害(MCI)とは? [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。

今回は軽度認知障害MCI)についてですが、その前に
”血液検査でMCIを80%判別。 バイオマーカーとなるタンパク質が明らかに”
というニュースがでていました。

筑波大学医学医療系の内田和彦准教授ら研究グループは、6月26日、
脳内でアミロイドベータペプチドを排除し毒性防御の働きをするシークエスタータンパク質が、
認知機能低下のマーカーになることを明らかにしたと発表。
認知症を減らすには、早い段階で治療を始めることが重要となる。
認知症の予備群を軽度認知障害(MCI)といい、さらにそれ以前に、
プレクリニカル期という臨床症状がなく認知機能にも異常は認められない時期があると考えられる。
現在、アルツハイマー病が発症する20年ほど前から脳内にはアミロイドベータペプチドが蓄積し始め、
それが病気を引き起こす要因の一つであるといわれている。
今回の研究では、アミロイドベータペプチドを脳内から排除し結合して毒性を弱めるタンパク質の血液中の量を調べることが、病気の発症を早期発見する上で有用であることがわかった。
同研究グループは、シークエスタータンパク質の血液中における変化に着目。補体タンパク質、アポリポタンパク質、トランスサイレチンという3つの血清タンパク質を組み合わせた解析(マルチマーカーによる回帰分析)によって、認知機能が健常であるかMCIであるかを、約80%の精度で識別することに成功した。
また独立したコホート研究において、その再現性も確認した。今後は、さらに長期的なコホート研究によって検査の精度を上げ、バイオマーカーによる認知症予備群の早期発見をめざし、認知症発症予防につながることが期待されている。

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さて、軽度認知障害MCI)についてですが、
軽度認知障害(MCI)って何かご存知でしょうか?
MCIという単語は見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんが、
その中身となるとよくわからない人も多いのではないでしょう?

健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)にあたる症状に、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)があります。
MCIとは、認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じてはいますが、
日常生活には支障がない状態のことです。

MCI5つの定義

1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない


MCIになるとどうなるの?
MCIの原因となる原疾患を放置すると、認知機能の低下が続き、
5年間で約50%の人は認知症へとステージが進行すると言われています。
厚生労働省は、認知症とその予備軍とされるMCI人口は862万人存在すると発表しています。
驚くべきことにこれは65歳以上の4人に1人です。
意外に思われるかもしれませんが、認知症やMCIはとても身近な症状なのです。


早期発見の重要性
現在治療や投薬により認知症の進行を遅らせることはできても、一部の場合を除き完治することはできません。
(脳腫瘍・慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・脳血管障害等の外科的治療の対象となる疾患。他にも脳症や、薬の副作用によるせん妄状態など治療可能な状態もあります。)
そのため、MCIの段階で認知機能の低下にいち早く気づき、予防対策を行うことで症状の進行を阻止することはとても大切です。
認知機能低下に対する適切な対策を行うことで、MCIになったとしても、
認知症の症状が最後まで出ずにすむケースもあります。
ご自身はもちろん、ご家族や身の回りの大切な人のためにも定期的なチェックをするのがいいでしょう。


MCIと診断されたら
MCIと診断されたからと言って認知症になることが確定したということではありません。
認知機能の低下に対する適切な対策を行うことで、認知症を発症しないままでいられることもあります。
治療や投薬のみならず、認知症によって低下する能力を鍛えたり、
毎日の生活習慣を認知症が進行しにくいものにしたりすることが重要です。
食習慣を見直し、定期的な運動習慣で脳の生理状態を良好に保ったり、
いろいろな人とコミュニケーションをとり、頭を使って行動したりすることで認知機能を重点的に使って、
機能の改善や維持を図りましょう。


若いからと安心はしていられませんね。
明日は我が身。
少しでもおかしいと思ったらチェックしましょう。
それも定期的なチェックがいいようです。
在宅ワーク介護の合間に自分自身の状態もチェックする必要がありますね。
管理人もチェックしようと思います。

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認知症の診断・治療・予防 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。

先日父の定期診断で、病院へ行ってきました。
治療法がないので薬もなく現状を主治医に報告して今の状態を確認するだけです。


さて、今回は認知症の診断・治療・予防についてです。

早期発見、早期受診・診断、早期治療が大事なわけ

認知症の早期の発見、早期の受信・診断、早期治療はその後の認知症の人の生活を左右する非常に重要なことです。
認知症はどうせ治らないから医療機関にかかっても仕方ないという誤った考え方は改めましょう。

初期は専門の医療機関の受診が不可欠です。
認知症の診断は初期ほど難しく、熟練した技術と高度な検査機器を要する検査が必要となります。
専門の医療機関への受診が不可欠です。

受診の内容
CT,MRI,脳血流検査などの画像検査、記憶・知能などに関する心理検査に加え、認知症のような症状を引き起こす身体の病気ではないことを確認する検査を行います。


早い時期に受診することのメリット
⇒病気が理解できる時点で受診し、少しずつ理解を深めていけば生活上の障害を軽減でき、その後のトラブルを減らすことも可能です。
⇒障害の軽いうちに障害が重くなった時の後見人を決めておく(任意後見人制度)等の準備をしておけば、認知症であっても自分が願う生き方を全うすることは可能です。


治る病気や一時的な症状の場合もあります
 認知症のような症状が出ても、治る病気や一時的な症状の場合もありますが、長期間放置すると、回復が不可能になります。
・正常圧水頭症、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫・・・脳外科的処置で劇的に良くなる場合があります
・甲状腺ホルモン異常・・・・・・・・・・・・内科的治療でよくなります
・不適切な薬の使用・・・・・・・・・・・・・薬を止めたり薬の調整で回復します
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認知症の治療
アルツハイマー病
早期ほど、薬で進行を遅らせることが出来ます。
初期から使い始めると健康な時間を長くすることも可能になります。
*塩酸ドネぺジル、リバスチグミン、ガランタミン、メマンチンなどの薬が広く使用されていますが、
効果には大きな個人差があります。
脳の細胞が死んでいくスピードを止めたりする作用はなく、根本的な治療薬ではありません。

脳血管性認知症
治療は可能です。
薬や身体活動を高めるリハビリテーション、脳梗塞など、脳血管性認知症の原因となる病気の再発防止などにより、進行を止める可能性が高くなります。


行動・心理症状には原因や状況に応じた療法を
中核症状以外の幻覚、妄想、うつなどの症状や失禁などの行動上の問題
⇒原因や状況に応じて、薬物療法や心理療法、環境の調整、周囲の人の理解など対応方法の工夫をします。
行動・心理症状とは
①脳の細胞が壊れたこと(器質因子)
②持って生まれた素質(素質因子)
③心理的環境的要因(社会心理学的因子)が複合的に関与して起こります。
⇒正しい見立てで、起きている症状の原因を推定し、支援・治療方針を決め、現実的な対応をすることが重要です。

今後の見通しを立て備えることが必要です
認知症の経過
認知症の経過は個人差が大きく、進行が遅い人や進行が止まってしまう人もいます。
進行すると、身体機能の低下が起こり、数年から十数年の経過で歩行が出来なくなり寝たきりになります。
最終的には食べ物を飲み込むことが出来なくなり、肺炎を繰り返すようになります。

軽症の内から専門家との信頼関係を築く
終末医療や介護の方針については、家族や後見人などに任せなければなりません。
認知症が進行したのちの見通しを立て、自分の意志にかなった生活を送るためには、日ごろから周囲の人に自分の生き方、考え方を理解してもらうよう心掛けることが重要です。
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認知症の予防についての考え方
認知症の予防とは?
認知症発症のリスクを少なくすることです。

・脳血管性認知症の予防
高血圧症、高脂血症、肥満などの対策が有効です。
・アルツハイマー病の予防
運動・食事をはじめとする生活習慣病対策には、発症を遅らせる効果が認められています。
・老化による脳の病気の加速因子を防ぐ
脳や身体を使わないこと「廃用」は認知症の発症や進行を加速させます。
廃用の背景には、うつ病やアルツハイマー病初期に見られるうつ状態が、しばしば隠れています。


脳の活性化を図る
脳の活性化にはいろいろな方法がありますが、何をするにしても大切なのは、下記①~④を心がけ、楽しく行うことです。
本人が嫌がるのに無理強いするのは、ストレスや自信喪失につながり逆効果になります。

①快刺激で笑顔に
心地よい刺激や、笑うことにより、意欲をもたらす脳内物質(ドーパミン)がたくさん放出されます。
②コミュニケーションで安心
社会との接触が失われると、認知機能の低下を促進させます。
友人や家族などと楽しく過ごすことが大切です。
③役割・日課をもとう
人の役に立つことを日課に取り入れることが、生活を充実させ、認知機能を高めます。
④ほめる、ほめられる
ほめても、ほめられてもドーパミンがたくさん放出されます。
脳を活性化させる学習や活動をするときは、ほめて、やる気が起きるようにすることです。

認知症の予防のためには「何をしたらよいか」ではなく、どう刺激ある日常を送るかが重要です。


認知症は本人だけでなく家族への影響も大きいです。
家族の一人(例えば認知症本人の妻だったり、本人の息子娘だったり、息子の嫁だったり)だけに負担が行くと大変なことになります。
出来ることを家族みんなで分担することで一人一人の負担を軽減し、本人を含めて家族全員で取り組まないと未来が暗くなると思います。
そのためにも管理人は今の代理店ビジネスに取り組むことを決断したのです。
自分は仕事だから他の者がやればいい、という考えでは駄目です。
誰かが潰れます。
管理人と一緒に介護と戦うためにもこの在宅ワークに取り組んでみませんか?

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介護認定への道 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。

母はアルツハイマー型認知症です。
これは前からお話ししていますが、現在は2か月に一度の通院と薬を飲んでいます。
父は要介護3ですが、母はまだ介護の認定を受けていません。
以前から話はしているのですが、本人が頑なに拒んでいました。
身体は元気ですので、自分が施設を利用する必要はないというのが理由です。
介護認定を受けたから施設を利用しなければいけない訳ではなく、
車の免許証のように自分が乗りたければ車に乗ればいいし、必要なければ車を運転することはないのと
同じであると何度も話をしています。
父のケアマネージャーとも相談して、何とか認定調査を受けるようにあの手この手で進めてきました。
そしてようやく認定調査を受けることを承諾してくれました。
認定調査の依頼書にもサインをしてくれました。

後日担当者から連絡があり、母にも確認して日時を決めました。
ところが認定調査の前日に、「明日認定調査だからね。」と話をすると、
「なに?それ?」
「そんなの知らないよ」
「あんたが勝手に申し込んだやろ」
こんな会話となりました。

ケアマネージャーが来た時に自分で話を聞いて自分でサインをしたよと言うと
思い出したのか何も言わなくなりました。
夜確認し、当日朝確認をして何とか本番を迎えることが出来ました。
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認知症の可能性をチェックしてみましょう

認知症は、早めに気付いて適切な治療を開始できれば、その後の症状の進行を遅らせることができます。

・財布や通帳などをどこに置いたか忘れるようになった
・最近のできごとが思い出せなくなった
・とっさに言葉が出てこなくなったり、簡単な暗算ができなくなった
こんな症状はありませんか?
もし思い当たることがあれば、一度チェックしてみてください。

ここからは認定調査票の基本調査の内容です。

○麻痺 ない・左上肢・右上肢・左下肢・右下肢・その他
○拘縮 ない・肩関節・股関節・膝関節・その他
○寝返り できる・つかまれば可・できない
○起き上がり できる・つかまれば可・できない
○座位保持 できる・自分で支えれば可・支えが必要・できない
○両足での立位 できる・支えが必要・できない
○歩行 できる・つかまれば可・できない
○立ち上がり できる・つかまれば可・できない
○片足での立位 できる・支えが必要・できない
○洗身 介助なし・一部介助・全介助・行っていない
○爪切り 介助なし・一部介助・全介助
○視力 普通・1mで見える・目の前で見える・ほとんど見えず・不明
○聴力 普通・やっと聞こえる・大声で聞こえる・ほとんど聞こえず・不明
○移乗 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○移動 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○嚥下 できる・見守り等・できない
○食事摂取 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○排尿 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○排便 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○口腔清潔 介助なし・一部介助・全介助
○洗顔 介助なし・一部介助・全介助
○整髪 介助なし・一部介助・全介助
○上位の着脱 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○ズボン等の着脱 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○外出頻度 週1回以上・月1回以上・月1回未満
○意思の伝達 できる・時々できる・ほとんど不可・できない
○日課の理解 できる・できない
○生年月日 できる・できない
○短期記憶 できる・できない
○名前を言う できる・できない
○季節の理解 できる・できない
○場所の理解 できる・できない
○徘徊 ない・ときどきある・ある
○外出すると戻れない ない・ときどきある・ある
○被害的 ない・ときどきある・ある
○作話 ない・ときどきある・ある
○感情が不安定 ない・ときどきある・ある
○昼夜逆転 ない・ときどきある・ある
○同じ話をする ない・ときどきある・ある
○大声を出す ない・ときどきある・ある
○介護に抵抗 ない・ときどきある・ある
○落ち着きなし ない・ときどきある・ある
○一人で出たがる ない・ときどきある・ある
○収集癖 ない・ときどきある・ある
○物や衣類を壊す ない・ときどきある・ある
○ひどい物忘れ ない・ときどきある・ある
○独り言・独り笑い ない・ときどきある・ある
○勝手に行動する ない・ときどきある・ある
○話がまとまらない ない・ときどきある・ある
○薬の内服 介助なし・一部介助・全介助
○金銭の管理 介助なし・一部介助・全介助
○日常の意思決定 できる・特別な場合を除いてできる・日常的に困難・できない
○集団への不適応 ない・ときどきある・ある
○買い物 介助なし・見守り等・一部介助・全介助
○簡単な調理 介助なし・見守り等・一部介助・全介助


いかがでしたか?
どの設問に対する回答も一番左がいいわけです。
この基本調査と本人とのやり取りや普段の生活状態と主治医の意見書から判断されて介護の認定がされるわけです。

ここから時間がかかるのです。
父の場合で約1カ月かかりました。
今回も1か月から2カ月かかると言われました。

ところが今回3週間ほどで結果が来ました。
結果は予想に反して要介護1でした。
要支援が妥当なところかと考えていましたが、
本人も喜んでいいのか悲しんでいいのか、通知を見ながら落ち込んでいました。
ただ、これで介護に関する、例えばデイサービス等のサービスが利用できるようになったので
本人とも相談しながら進めていきたいですね。
これで少しホッとしました。

なかなか認定調査を受けたがらない人も多いかと思いますが、
取っておけばいろいろなサービスが利用できるし、
嫌なら何もしなければいいわけですから、
何とか話をして認定調査を受けるのがいいと思います。
認定を受けないと何もできませんし、結果が出るまでに時間がかかりますので
早めに動くのがいいと思います。

介護の合い間に出来る在宅ワーク
管理人も取り組んでいてオススメですよ。
認定調査などもほとんど平日ですから、この代理店ビジネスのおかげで
時間も作れますので、普通よりも早く進められます。


在宅ワークなら代理店ビジネス

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徘徊への対応 よくある質問 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。

先日は父が通っているデイサービスの責任者の方が来られました。
今年4月からデイサービスにおいてマッサージを含めリハビリを行う場合には、3カ月に一度自宅を訪問しなければいけなくなったそうです。

家で気になる点やデイサービスの中で気になる点などを包み隠さず話をしました。
いろいろ話をすると新しい発見やさすがプロ!といった内容のことが出てきますので家でも参考にしたいと思います。

さて、本日は前回少し触れましたが、徘徊への対応でよくある質問をまとめました。

夕方になると荷物をまとめ、出かけようとする?
本人の意識のなかには、何か理由があるはずですから、それを根気よく聞いてあげましょう。
自宅であってもご本人が10代の頃に戻っていれば、当時の家に帰ることを望んでいる場合もあります。
当時の家があれば行くのもひとつの手です。
一周家の周りを回るのもいいでしょう。
戻ってきた時は帰宅した事をねぎらい安心した居場所である事を徐々に感じとってもらいます。

徘徊前に何か兆候のようなものはあるか?
徘徊が始まる原因によっても違いますが、落ち着きがなくなりそわそわする事が多いようです。
例えば在宅では昔の職業の記憶が戻り新聞配達であった方なら、早朝からの仕事なのでその時に徘徊する場合もあります。
施設の場合では年末年始等の人の出入りが多い時などに気持ちが高ぶり徘徊が頻繁になる場合もあります。
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一緒に歩く家族のストレスは?
徘徊する高齢者は交通事故や転倒等の危険があるため、家族が一緒に歩く事が多いようです。
徘徊に付き合う家族にとっては大きなストレスになります。
「ダイエットや自分の健康の為」と気持ちを切りかえて前向きになりましょう。
ネットワークやITによるシステムの活用も一案です。

徘徊をとめたい時の声のかけ方は?
自分の家なのに、「実家に帰る」と言い出した時には、「もう遅いからもう一晩泊まってください」等と言い、無理に理屈で説得しないほうがよいでしょう。
また興奮して聞かない場合は「送っていきます」と一緒に出てしばらく歩いた後にうまく家に誘導しましょう。
戻ってきた時は「お帰りなさい」等のねぎらいの言葉をかけて安心感を持っていただきます。

迷子札はどこにつけたらいいか?
徘徊して迷子になった時の為に住所や電話番号を記した名札をつける方法があります。
つける場所は目立たないところは役に立たず、また目立つところは嫌がる場合があるので高齢者の目に触れずに目立つところが良いでしょう。
例えば上着の後ろ襟がよさそうです。

徘徊中に注意する事は?徘徊後に注意する事は?
徘徊は高齢者にとってエネルギーを使うものです。
体力を消耗したり脱水症状になる事も有ります。
徘徊した後には水・スポーツドリンク・飴玉等を持参しましょう。
健康状態を観察する事精神の不安定さをねぎらう事です。

徘徊をなくす手立てはあるか?
毎日同じ時間に散歩する等生活にリズムをつけることで減る事もあります。
また、デイサービスで仲間を作ったり趣味を見つける事でも徘徊が減る事もあります。
精神の不安定さが徘徊につながる事もあるので、高齢者が穏やかに生活できるようにしてあげましょう。

一日中、家の中をうろうろする?
一日中、家の中をうろうろ歩き回っている高齢者がいますが、その理由はさまざまです。
自分がやりたい事のために歩いている場合があります。
介護者はその理由を見つける努力が必要です。
例えば「どうされました?」と声かけてみると、夕食の買い物に行くために出口を探されている場合があります。
その時は「今晩の夕食のメニューはどうしましょうか」と聞き、どこかに座って話をし、落ち着かれた例もあります。
先ず、高齢者が落ち着いて過ごせるように安心感を与え、自宅でも、施設でも役割を見つけてあげる事です。
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一日に何回も出歩き、同じコースを歩いてくる?
転倒や交通事故の危険がないようなコースであれば、自宅に帰ってられるまでは見守るのもよいでしょう。
万が一のことを考え、近所の方にも協力してもらうとなおよいでしょう。

・.雨の中でも履物を履かずに外出する?
いつでも靴を履かずに外出するということは、靴を履くという行為を忘れていることが考えられます。
そのつど声かけをして靴を準備してあげることや、目の前で介護者も靴をはいて一緒に出かけることで、「外出=靴を履く」ということを視覚的に思い出してもらう方法もあります。

目を離した隙に外出して行方不明になる?
近所の人へ説明し、みかけた時は連絡してもらえるように協力を得たり、公共機関等にもあらかじめ協力を依頼しておくとよいでしょう。
そのほか、ケアマネに相談し、デイサービス等のサービス利用も検討するとよいでしょう。
氏名や連絡先のわかるものを身につけれると介護者としては安心ですね。
ご本人にも「出先で困ったらこれを誰かに見せて」と知らせていくことも有効な場合もあります。

徘徊は認知症の進行で変化するか?
病状が進むにつれて分からなくなる事が多くなるので、そのうち自宅に戻れなくなる場合もあります。
また、何も言わずに外出したり夜中に徘徊を始めたりします。
この時に交通事故等が心配となりますので、近所の方に協力を仰いでおきます。
認知症専門医に相談しましょう。

前回と重なるところもありますが、参考になるかと思います。
名前を書いたりとなると本人が嫌がることもあります。
管理人の母も絶対に書かせないし、無理に書いてもその服は着ないし、そんな状態ではないのになぜ?と逆切れしてきます。
最近では一言二言話すとすぐに怒るので・・・。
外出時は携帯を必ず持たせるようにしています。

在宅ワークのおかげでこうして父も母も見ることが出来ますし、それぞれの病院へも同行出来ます。
直接担当医から話しが聞けるので現状も良く理解できます。
会社勤めしているとこうはいきませんのでどうなっていたことか・・・。

今管理人が取り組んでいる在宅ワークはホントにお勧めです。
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徘徊の具体的な改善策 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
今日も暑いですね。
父を車いすに乗せ家族5人で出かけてきました。
車いすにしてから大脳皮質基底核変性症の父も一緒に出掛けるのが楽しいようですね。
車いすにして大正解です!
ただ、車いすやベビーカーなどを普段使用していないと、エレベーターの場所や階段の場所など
これまで気にしなかったことを把握していないとスムーズに動けないことに気づきました。
よく行く場所ですとほぼわかりますが、そうでないとうろうろ迷うことになりそうですね。


さて、本日は前回の続きで徘徊について。
徘徊の改善策ですが、人それぞれ異なる点もあると思いますので、
当てはまるものがあっても参考程度にして、
担当の専門医等に相談するのが一番いいとは思います。
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トイレに時間を決めて誘導
トイレを探すという徘徊については、まだ認知症が初期の段階で、部屋をトイレの近くに変えるのも良いでしょう。
認知症が進んでからでは、今度は部屋が認識出来なくなるので止めてください。
またトイレがわからない時は、時間を決めて探す前にトイレに誘導してみてください。


出来れば歩かせてあげる
ただじっと出来なくて徘徊している時は、部屋へ誘導しようとすると怒る場合があります。
そのようなときは、徘徊することに差し支えがなければ、気が済むまで歩いてもらってもよいでしょう。
ただし、転んだりする危険があったり、ウロウロするのに問題があれば一緒にしばらく歩いて、今日のご飯など話題を変えて、落ち着いてから部屋に誘導するのが良いでしょう。


玄関の鍵は手の届かない場所、また名前がわかる物を服に
外に出かけてしまう方には、まず玄関の鍵を手の届かない場所に付け替える。
窓を開けて出られる人もいるので、窓の鍵も開けにくいものに変える必要があります。
もし玄関の鍵をかけ忘れたりした時の為に、玄関に呼び鈴などの、ドアが開いたら鳴るようなものをつけてみてください。
もし1人で外に出られてしまっても大丈夫なように、GPS機能の付いた小さなアクセサリーも販売されているようなので、利用をおすすめします。
また服や靴などに名前と連絡先などを書いたワッペンのようなものをつけておくのが良いでしょう。


デイサービスなどの利用を
じっと出来ない為に徘徊になっている場合は、徘徊を止めさせる手段をとると、ストレスを与えてしまう事になります。
もし一緒に歩く事が出来る日があれば、短時間でも一緒に歩いてあげてください。
デイサービスなどを利用すると、デイサービスで歩く事で、家で落ち着く場合がありますので、利用も考えてみてください。
徘徊は家族の精神的負担も大きいので、負担を軽くする意味でも、外部に早めに相談しましょう。


近所の人や民生委員にも連絡
徘徊が発生すると、いなくなった事で行方不明?
事故に遭ってない?など家族の精神的な負担も大きくなりがちです。
徘徊は社会問題として、対策が急がれているものですから、周りの人に迷惑がかかると思い込まないで、近所の方や民生委員などにも、徘徊がある事を伝えておいて、もし外で見かけたら教えてもらえるようにすることも重要です。


家族の気持ちの持ち方
また徘徊は悪いものとされがちですが、お年寄りの筋力低下には歩くというのは良い事で、便秘の解消にもなるのです。
徘徊が出て困ったと悪い方ばかりを考えず、何が原因で歩いているのかをしっかり見つけ出し、適切な対応を行いましょう。
ただじっと出来ないだけなら、外へ1人で出てしまうのは危険ですが、家の中を歩いて回っても良いのではないかと思うくらいの気持ちも必要です。
ただ家の中の敷居などちょっとした段差でも転んでしまう場合もありますので、段差をなくしたり、ぶつかってケガをするような物は、置かないようにする事が大切です。

いかがでしたか?
徘徊=ダメということではないようですが、それでも介護をされる方には大きな負担となりますよね。
担当の専門医や地域の認知症相談窓口などを利用されるのがいいでしょう。
けして自分だけで抱え込まないでくださいね。
管理人もケアマネージャーや地域の相談窓口などでいろいろ相談していますが、
自分自身楽になるし、いろんな考え方や方法を知ることが出来るので絶対にいいですよ。

在宅ワークをしていると時間的にも自分で計画立てれますから、
動きも軽くなりますのでお勧めです。

その在宅ワークはコチラ
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徘徊が起こる原因 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
また暑くなりそうですね。
最近父が家の中を徘徊しています。
トイレとベットの間を行ったり来たりうろうろしています。
声をかけても無視してうろうろしています。
これが徘徊なのかどうかはわかりません。

今日も徘徊についてですが、
どうして徘徊するのでしょうか?

何かを探している場合があります
認知症では、多動という症状が出てしまい、じっとしているのが難しくなる人もいます。
じっとしていられないので、部屋をうろうろするようになります。
でも何の目的もない訳ではなく、歩き回る理由がある場合が多いのです。

家の中で歩き回るというのは、部屋がわからなくなって部屋を探している。
外に出かけてしまうのは、今いる所が自分の家ではないと感じ、落ち着かなくて外へ出てしまう、また自分の家を探しに出かけてしまうという場合が多いのです。
また男性の方なら、まだ自分は仕事をしていると思い込み、仕事をしに外へ出かける事もあります。

探している自分の家も、仕事先も見つからないので、どんどん探し歩きます。
ただ、最初は目的があっても、探している途中で何を探しているのかを忘れて、ただ歩き続けるという場合もあります。
認知症では疲れるという感じも鈍くなってしまうので、夜通し歩き続けられたりして、かなり遠くまで行ってしまっている人もいます。
また見つかっても、家を出たいという目的が無くならない限り、また同じ事を繰り返してしまうのです。

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前頭側頭葉型認知症の特有の症状で徘徊が見られる事も

認知症の中でも、前頭側頭葉型認知症では、同じ事を繰り返す行為が見られる場合があります。
家の中ですとベッドから家を一周してまたベッドに戻るというのを繰り返したり、外では近所を1周して帰ってくるなどといったケースです。
他の種類の認知症による徘徊と異なるのは、部屋や家の場所がわからなくなっている訳ではないので、迷子にはなりにくいという事です。
ただし、注意が出来ないという点は同じなので、事故に遭う危険性は高いです。


徘徊への対応の仕方

怒る事は逆効果です
家の中で探しまわるのは、部屋だけでなくトイレである事もあります。
ですから、家の中を徘徊している時は「部屋へ帰りましょう」とか「トイレに行きましょう」などと声をかけてみてください。

また何か不安な要素が家の中にあるのではないか、という事も考えてみてください。
幻覚が見える人では、誰か知らない人が家にいるので、怖いから外へ逃げるといった人もいます。
ご本人の言葉を聞いてあげてください。
徘徊については、怒っても逆効果になるだけです。
怒られる事で怒られた嫌な場所という認識になってしまいます。
家の中の徘徊で怒られ、外へ飛び出してしまう事もあり、また怒られた嫌な場所だから自分の家ではないと、外へ探しに出るというようになってしまう場合もあります。


管理人の所ではまだ外での徘徊はありませんが、
いつ徘徊するのかわかりませんので日ごろから注意はしています。

会社務めだと見れない面も在宅ワークだと見ることが出来るので安心です。
副業としても本業としてもこの在宅ワークいいと思ます。

介護子育てをしながらできる在宅ワーク興味ありませんか?


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徘徊~日常生活に支障が出てくる行動障害 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
今日初めて理学療法士さんが家に来ました。
大脳皮質基底核変性症の父の生活におけるアドバイスなどをお願いすることになります。
体温測定、血圧や酸素量測定後簡単なマッサージ。
ベットでの寝ころび方や歩行補助。
デイサービスでもそうですが、第3者の言うことには耳を傾けるようですね。
家族が言うことには無視をすることが多いのですが・・・。
なんか悲しい気もしますが、第3者の方が変な感情も入らずいいと思いますね。
デイサービスのヘルパーの女性の顔見ると家では見れない笑顔になります。

さて、今日は行動障害の中の徘徊についてです。

自分のことや周囲で起こっていることが正しく把握できなくなると、行動がちぐはぐになり、日常生活にも支障が出てきます。
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徘徊」は原因を考えて対応する
(徘徊を例に原因を探ってみますが、原因を考えれば対応策も出てきます)

①図書館で数時間過ごすのが日課のAさん
 ある冬の日、いつもより2時間遅く出かけたため、暗くなった帰り道、道に迷い夜遅く疲れ果てた姿で自宅に戻ってきた。

⇒場所の見当識障害が原因です。昼間、風景が見えれば大丈夫なので明るいうちに帰れるように工夫すれば一人で活動できます。

②Bさんは、日曜日の朝、通っている教会に行こうと自宅を出たが、迷子になり、昼過ぎ、とぼとぼと家に戻った。

⇒見当識障害が進んでいますので、送り迎えをすることを考えましょう。

③Cさんは、夕方になると、遠くの郷里に帰ると言ってたびたび家を出ていこうとするが、ある日、介護者が目を離した隙に出ていき、行方不明になり、翌日、思いがけない場所で保護された。

⇒Cさんの症状は、脳の活性が徐々に下がってくる夕方に、場所や時間の見当識障害が深まることがあります。
昼寝などで夕方の意識をはっきりさせ、場合によっては薬を使います。

④Dさんは、妻と買い物の途中、行方不明になった。
 二日後に遠く離れた町で保護された。

⇒常にだれかの見守りが必要になります。
 介護の支援を考えましょう。

⑤Eさんは、家の中でも外でも、じっとしていないで歩き続ける。
 人や物を押しのけ、突き飛ばしてとにかく歩く。

⇒常に誰かの介護が必要で、介護の支援が必要です。
 薬物療法が有効な場合もあります。


徘徊とは

目的なく歩きまわっている訳ではありません

認知症になると、家の中や外を歩き回るといった行動が見られます。
これを徘徊といいます。
絶えず歩き回っているので、何の意味もなく歩き回っていると思われがちですが、本人にとっては目的があって歩いている場合が多いものです。

家の中だけですと、対応がしやすいのですが、家の外に出て徘徊が見られると、行方不明という事態にもなりかねません。
認知症の方の行方不明者はなんと、年間1万人にも上るとの報告があります。
たとえ地域住民や警察に保護されたとしても、認知症が進んでいた場合、自分の名前や住所などが的確に答えられないことも多い為、何処の誰なのかを捜し出すのは難しくなってしまうのです。
また認知症では周りを気にかけたり、注意する事が出来なくなる為、車が来ていても道路の真ん中を歩いたり、電車が来ているのに線路内に入ったりして、事故にも遭いやすくなってしまいます。
夏の炎天下では、脱水になってしまう事もあります。
徘徊が起きると家族が大変であるのは間違いありませんが、ご本人にとっても命に関わるものなのです。
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徘徊に対応するためにも在宅ワークがいいですよ。

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物盗られ妄想の具体的な改善策 [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。
台風の後暑いですね。
大脳皮質基底核変性症の父は部屋からトイレへの行き来だけで汗をかいてます。
注意して状態を見なければいけませんね。

今回はもの盗られ妄想の具体的な改善策をお届けします。
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無くなっている事に同情する

ご本人の言葉を否定しないで、無くなって困っているのですから、それは大変だと同情をしてみてください。
でも盗むという言葉は使わない方が良いです。
「盗った」と言われたら「盗られたんですか?」ではなく「無くなったんですか?」というように。
「無くなったのなら大変。一緒に探しましょう」と、探し始めましょう。

話を聞く機会を増やす

興奮が見られていない時に、何かご本人が不安に思っている事がないか、話を聞いてみてください。
配偶者を失くして1人になった為に同居を始めたとか、ヘルパー利用をし始めたなど環境の変化が不安となっている場合があります。
1人が心配で一緒に住むのだから不安がなくて良いだろうと思う家族の思いとは別に、今までとは違う生活のリズムが出来るというのは、認知症の方には負担になっている事があるのです。
娘さんや息子さんの家に同居となった場合は、元々住んでいる家族の中に入っていくので、認知症ではなくても疎外感を持つ人は多いようです。

また忙しい時に話しかけられた時は「忙しいから」と突き放さずに「後で聞きますね」など後でフォローしますという言葉をつけてみてください。
話しかける機会を多く持つと、改善される場合もあります。

介護者の立場について
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でも物盗られ妄想が出て、犯人扱いされているのに、否定せず優しく対応なんて出来ないと言われる方は多いです。
ヘルパーや施設職員は、仕事として関わっている為、対応も勉強していますし感情的にならずにすむのですが、家族では身内である為、感情的になりやすくなります。
これを抑えて接するのは、介護をしている方にストレスがかかってしまう問題が出てきてしまいます。

またお嫁さんの立場では、認知症初期に見られる事で、まだ認知症であるという診断が出ていない場合もあり、旦那さんがお母さんの言葉をうのみにし奥さんを責め、より複雑な問題になる場合もあります。
この場合、しばらくはお姑さんの対応はご主人に任せてしまうのも一案です。


もの盗られ妄想がより複雑な妄想になることもあります

妄想的になりやすい素質を持った人にストレスがかかったときに、単純なもの盗られ妄想から「家の財産を狙っている」とか「家を乗っ取られる」といった妄想に発展します。

これには「妄想的になりやすい」という素質が深く関与している場合がありますので、妄想を治療する抗精神病薬が効果を上げることが少なくありません。

単純なもの盗られ妄想にしては、訴えがオーバーだったり、執拗だったりするときは、妄想の対象となっている人を守るためにも、本人の症状を軽減するためにも
認知症をよく理解している専門医に相談することが重要です。


普段一番介護の世話をしている人が犯人扱いされるのですから本当に辛いですよね。
家族で考えてストレスにならないように話し合いが大事だと思います。

管理人も妻や娘、父の件は母を入れて、母の件は父を入れて話をしています。
ケアマネジャーに相談するのもいいと思います。
その時は隠すことなく何でも話すのがいいです。

会社務めだと難しい時間的な問題も在宅ワークの場合にはうまく切り抜けることもできると思います。
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介護者の在宅ワーク・副業の必要性~難病・認知症と戦う

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