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軽度認知障害(MCI)とは? [認知症]

こんにちは!
ハム吉です。

今回は軽度認知障害MCI)についてですが、その前に
”血液検査でMCIを80%判別。 バイオマーカーとなるタンパク質が明らかに”
というニュースがでていました。

筑波大学医学医療系の内田和彦准教授ら研究グループは、6月26日、
脳内でアミロイドベータペプチドを排除し毒性防御の働きをするシークエスタータンパク質が、
認知機能低下のマーカーになることを明らかにしたと発表。
認知症を減らすには、早い段階で治療を始めることが重要となる。
認知症の予備群を軽度認知障害(MCI)といい、さらにそれ以前に、
プレクリニカル期という臨床症状がなく認知機能にも異常は認められない時期があると考えられる。
現在、アルツハイマー病が発症する20年ほど前から脳内にはアミロイドベータペプチドが蓄積し始め、
それが病気を引き起こす要因の一つであるといわれている。
今回の研究では、アミロイドベータペプチドを脳内から排除し結合して毒性を弱めるタンパク質の血液中の量を調べることが、病気の発症を早期発見する上で有用であることがわかった。
同研究グループは、シークエスタータンパク質の血液中における変化に着目。補体タンパク質、アポリポタンパク質、トランスサイレチンという3つの血清タンパク質を組み合わせた解析(マルチマーカーによる回帰分析)によって、認知機能が健常であるかMCIであるかを、約80%の精度で識別することに成功した。
また独立したコホート研究において、その再現性も確認した。今後は、さらに長期的なコホート研究によって検査の精度を上げ、バイオマーカーによる認知症予備群の早期発見をめざし、認知症発症予防につながることが期待されている。

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さて、軽度認知障害MCI)についてですが、
軽度認知障害(MCI)って何かご存知でしょうか?
MCIという単語は見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんが、
その中身となるとよくわからない人も多いのではないでしょう?

健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)にあたる症状に、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)があります。
MCIとは、認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じてはいますが、
日常生活には支障がない状態のことです。

MCI5つの定義

1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない


MCIになるとどうなるの?
MCIの原因となる原疾患を放置すると、認知機能の低下が続き、
5年間で約50%の人は認知症へとステージが進行すると言われています。
厚生労働省は、認知症とその予備軍とされるMCI人口は862万人存在すると発表しています。
驚くべきことにこれは65歳以上の4人に1人です。
意外に思われるかもしれませんが、認知症やMCIはとても身近な症状なのです。


早期発見の重要性
現在治療や投薬により認知症の進行を遅らせることはできても、一部の場合を除き完治することはできません。
(脳腫瘍・慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・脳血管障害等の外科的治療の対象となる疾患。他にも脳症や、薬の副作用によるせん妄状態など治療可能な状態もあります。)
そのため、MCIの段階で認知機能の低下にいち早く気づき、予防対策を行うことで症状の進行を阻止することはとても大切です。
認知機能低下に対する適切な対策を行うことで、MCIになったとしても、
認知症の症状が最後まで出ずにすむケースもあります。
ご自身はもちろん、ご家族や身の回りの大切な人のためにも定期的なチェックをするのがいいでしょう。


MCIと診断されたら
MCIと診断されたからと言って認知症になることが確定したということではありません。
認知機能の低下に対する適切な対策を行うことで、認知症を発症しないままでいられることもあります。
治療や投薬のみならず、認知症によって低下する能力を鍛えたり、
毎日の生活習慣を認知症が進行しにくいものにしたりすることが重要です。
食習慣を見直し、定期的な運動習慣で脳の生理状態を良好に保ったり、
いろいろな人とコミュニケーションをとり、頭を使って行動したりすることで認知機能を重点的に使って、
機能の改善や維持を図りましょう。


若いからと安心はしていられませんね。
明日は我が身。
少しでもおかしいと思ったらチェックしましょう。
それも定期的なチェックがいいようです。
在宅ワーク介護の合間に自分自身の状態もチェックする必要がありますね。
管理人もチェックしようと思います。

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